ゴルフのプレーに影響を大きく及ぼすものの一つとして、「天気」があげられます。  
                      選手にとっては雨よりも風の方が難しいのですが、キャディにとっては風よりも雨。  
                      雨の日に、選手の気持ちを下に向かせないようにしながら気持ちよくラウンドしてもらうためには様々な準備やコツが必要になります。  
                    
                   
                   
                     
                      ■キャディバッグの雨用意  
                        天気予報で雨が降ることがわかっている場合、キャディバッグにはレインカバーを装着します。雨が降るかどうか怪しいときにも、多くのキャディがつけます。  
                        キャディバッグによっては防水がしっかりとしてあるものもあり、そうした時は雨用のフードだけは入れていきます。  
                      ちなみに、晴れの日でも急に降ってくる場合があるので、キャディバッグの中には必ず簡易のレインカバーを入れておくことをお薦めします。  
                      
                    
                  ■キャディバッグの中身  
                  タオルは多めに。私の場合はハンドタオル(手を拭くぐらいの小さめのタオル)を9枚入れ、普通サイズのタオルを3、4枚入れるという形です。  
                  雨の度合によってグリップを毎回拭かなければならないような状況にもなります。  
                  グローブも全天候のものでも数枚、皮ならたくさん必要になります。雨予報が出ている週や、梅雨時や台風の時期はメーカーさんに多めにもらっておくようにします。  
                  タオルやグローブはそれぞれビニールに入れてキャディバッグに入れておきます。  
                  雨の日でなくてもビニールに入れておくと、地面が濡れている時などに安心です。  
                  予備でビニール袋は持っておくようにしましょう。  
                  雨が上がった際に、濡れたレインウェア、カバー、タオルなどを入れておくためのものです。 
                   
                     
                      この時点でキャディバッグは結構な重さになります。ものによっては20kgを超えます。  
                        雨が降り続いていれば、選手がレインウェアは着用して傘は持って歩くので少しは軽くなります。しかし降ったり止んだりとなると、濡れたレインウェア、傘、そしてキャディバッグは想像以上に重くなります。地面も濡れて歩きづらく、靴も濡れて一層重さを感じると思います。それでも胸を張って歩けるように体力を確保しておきたいものです。  
                      
                    
                   
                     
                       
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                        雨の日のフル装備はこんな感じになります。  
                            キャディバッグが 原田キャデイと同じぐらいの大きさに見えますね。  |  
                        
                     
                    
                   
                   
                    まず、雨の日に最も気になることはメモが開きづらくなること。  
                      メモは大事な情報が詰まっているものですが、雨に濡れると紙が貼り付いてしまってページをめくりづらくなってきます。そうならないようにメモにカバーをします。これは夏の汗防止にもなるので、いつでもしておくと良いです。 その他に、防水スプレーをする、はじにセロハンテープを貼るなど、自分にあった対策をするようにしましょう。  
                      コースの地図にもビニールをすることを忘れないようにしましょう。  
                    
                   
                    グリップに対して緊張感を持ちましょう。  
                      グリップが濡れて滑ってしまった場合、それはキャディのミスです。できる限り濡れないように、拭いて戻すことを素早くできるようになると良いですね。中断になった際は、すぐにクラブを干しましょう。自分の体を拭くのはその後です。  
                      グリップを濡らさないようにするコツとして、選手に出来る限り持ってもらうという方法があります。選手のさしている傘の持つところにクラブを重ねてしまえば、選手は自然とクラブを持ってくれるものです。  
                      パターなどは、選手に傘を返す際に一緒に渡してしまいましょう。パターが終わった後にピンを挿しに行く時、パターは選手に持っていってもらうようにできたら良いですね。  
                    
                   
                    雨の日は、とにかく元気に!キャディが盛り上げていけるように頑張りましょう!  
                      まさに、腕の見せ所です。  
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